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ライブハウスで写真を撮り続けるフォトグラファー高橋とんこさんに聞いた、撮影した写真をカタチにする理由

高橋とんこ (たかはし とんこ)
フォトグラファー

10年間ライブハウスで写真を撮り続けるフリーのフォトグラファー。10月5日を「とんこの日」として毎年写真展を開催。ライブ写真以外にも広告やポートレートなど事例多数。

趣味はスノーボード。

高橋とんこさんのインスタはこちら

身近に感じられるものにプリントされるからMaskii(マスキー)は良い

本日はありがとうございます。今回はMaskii(マスキー)でiPhone手帳型ケースを作っていただきました。

お!めっちゃいいですね!ありがとうございます、想像以上です!こんなに繊細に色が出るんですね。スマホケースって毎日使うものなので、どうなのかなと思いましたけどこれなら全然良い!申し訳ないですけどもっと安っぽいと思っていました(笑)

(笑)ありがとうございます!不思議な写真ですね。

フィルムで多重露光をするのが好きで、それを自分で自由に表現したくてPhotoshopでレイヤーを重ねてつくった作品です。ライブハウスは空のように無限なので、その2枚の写真を重ねました。

おもしろい!幻想的でiPhoneケースにぴったりだと思います。

ありがとうございます。1枚で私が伝えたいことを表現できて面白いなと思って多重露光は好きですね。どの写真をiPhoneケースにしようかなと迷った時に人物がドーンと写っているものは違うなと思ったのでこの写真を選びました。すごくいい感じに仕上がって嬉しいです。

最近特に思うんですけど、どんどん写真が写真じゃなくなって画像データになっていってるじゃないですか。それをスマホとかパソコンに入れっぱなしにせず、こうやって身近に感じられるものにプリントされるって良いなと思います。

私は写真展を毎年開催しているのですが、スマホで指だけで写真をパパッと見るんじゃなくて、モノとして目の前で手に触れるカタチにして見せたいし、自分自身も見てみたいという想いがずっとあります。Maskii(マスキー)さんには写真展でも使えそうなものが色々と揃っているので、いろいろと使ってみたいです。

ありがとうございます!ご協力させていただきますので是非!

楽しみです。

トリマーの道を目指してたが一転、フォトグラファーの道へ

写真を始めたのはいつぐらいからですか?

高校のときですね。もともと私はトリマーを目指していて、地元の島根県「出雲農林高校」という高校に通っていました。当時まだガラケーでしたけど、パシャパシャ写真を撮るのが楽しくて、もっと本格的にやりたいと思い写真部に入ったのが始まりです。動物がいっぱい居る高校だったので校内がフォトジェニックで、写真部にはぴったりの場所だったのですが部員は少ない上に幽霊部員みたいな先輩ばかりでした。なので部で購入していた Nikon D60 をほぼ私が私物化することができて、ラッキーでした(笑)

そうしていろんな写真を撮っていく中で、農業祭という一般の高校で言うところの文化祭みたいなイベントがあって、写真部のブースとして廊下一面にサブロク板10枚分ぐらいのスペースが用意されたのですが、7枚分ぐらい私の写真で埋めさせてもらったところ、展示の部門で賞を取ることができました。

それが嬉しくて更に写真にのめり込んでいきました。

普段の学校生活の写真を撮っていたのですか?

そうですね、一年生の時はそんな感じでした。でももっと色んなものを撮りたいと思って、どうせなら自分の好きなものを撮ろうと考えたときに出てきたのが音楽、バンドライブの写真でした。その当時毎日のようにライブハウスに通っていたのですごく楽しかったです。でもその写真を写真部の先生に見せたときにボロクソに言われてしまったんですよ。君はライブを楽しみすぎているって。

でも私は自分の記憶のため、演者のため、その空間をお客さんと共有するためにライブ写真をとっていたので、人の評価なんてどうでもいいやと思って逆にライブ撮影にのめり込んでいきましたね。

そこからライブ写真に専念したわけですか。

そうですね、ただそれでビジネスをやっていたわけではなかったので高校卒業後はトリマーを目指して岡山の専門学校に行きました。島根時代に知り合ったバンドで活動拠点が岡山の人たちも何人かいたので、専門学校での生活を続けながらライブ写真も同時に撮影に行っていましたね。その頃にはスタッフパスをもらえるようになって、イベンターの人と仲良くなったりして、いろんなバンドともつながれるようになってとにかく楽しかったのを覚えています。

それで専門学校の卒業年になって、就活で1週間東京に行ったんですけど、休みの日に東京のバンドに呼ばれてライブ写真を撮りに行ったんですけどそれが無茶苦茶たのしくて!もう就活いいや!ってなったんですよ(笑)

就活やめちゃったんですね(笑)

そうです、私はこっちだ!と思ってトリマーの道はやめました。相変わらず岡山でライブ写真を続けていたのですが、たまたまライブハウスで舞台写真を専門でやってるプロのカメラマンの方が来られていて、その人にやる気があるんだったら会社紹介するよって言われて8oz(ハチオンス)という大阪にあるカメラアシスタントの派遣会社を紹介していただきました。

本当に独学だけでやってきたし、カメラでお金を稼ぐ方法を知らない素人だったので、そんな仕事があるんだと驚きながらも働きたいと思ってその8ozで働くことになりました。

大阪のカメラアシスタント派遣会社8oz(ハチオンス)に就職、それでもライブ写真を撮り続け写真展を毎年開催!「とんこの日」とは?

その8ozではどのようなジャンルの仕事が多かったのでしょうか。

アシスタント業が基本だったので何でもやります!という感じですね。撮影内容自体は建築からブツ撮り、ファッション、ポートレートまでジャンルは様々でした。

それと同時に、岡山時代に仲良くなった大阪のバンドもいたので、ライブ写真は相変わらず続けていました。特にアメリカ村にあるDROPというライブハウスは大阪に出てきてから一番通ったところですね。経験も知り合いも欲しかったので出演バンド全員に写真を撮らせてくださいって頼んでその日にCD-Rに焼いて渡していました。時間もないので編集はしていなくて、粗選びだけして焼いて渡すみたいな。だからライブハウスのような暗いところでの写真を撮る技術は自信がつきましたね。

当時20歳~22歳ぐらいでしたけど、あの時の私が働いてくれたおかげで今の私の活動につながっているので、本当に感謝です。

仕事をしながらですもんね。

そうですね。働きながらでしたけど、その間にライブ写真もかなり撮りたまってきて、あるタイミングで写真展をやることになりました。それもDROPで、写真展とライブを同時に開催するっていうイベントだったんですよ。ライブ会場が写真展になるって面白いですし、個人的にも思い入れのあるところだったので初めて写真展を開催するのにもふさわしい場所だと思って。

私「高橋とんこ」という名義で活動しているのですが、「とんこの日」ということで「105日」に開催することになって、それ以来毎年、同じ日に開催しています。

とんこの日ですか。素敵ですね!

ありがとうございます。ライブハウスで開催したりチェキを会場中に貼って展示したり、いろいろ試行錯誤を繰り返しています。偶然なんですけど、高校2年の時にライブ写真を初めて撮ったのも105日だったんですよ。以前データを整理していたらそれが判明して。そういった縁もあってとんこの日は大事にしています。あと同時に年間カレンダーの制作も続けています。

年間カレンダー?

10月5日からはじまって10月4日に終わる変則的な1年のフォトカレンダーです。とんこの日は10年続けるのを目標としてやってきたんですけど、休んじゃったんですよね。でもこのカレンダーは本当にずっと続けているので、10年分溜まったらまたこれを展示しようと考えています。

年が経つにつれて写真のテイストも変わっていて面白いんですよ。気持ちの変化というか。この時はこんな感じだったんだなと自分で見返してて面白いんですよね。展示できたらきっといい写真展になると思います。

カレンダーの写真展おもしろそうですね。毎回展示会のコンセプトもご自身で考えているのですか?

そうですね。毎年大変ですけど、そういう企画をするのが好きなので。会場の設営がまた楽しくて、毎年とんこの日の前日は徹夜で作業をするので、当日は寝ちゃうんですよ(笑)お客さんに起こしてもらうのが恒例行事みたいになっています。

写真を見てもらいながら話したくて、この時はどんな感じだったとか、それってスマホとかだとやりづらいんですよね。やっぱり展示には展示の良さがあるんですよ。近くで見て、引いて見て、全体を見て、空間自体を楽しんでほしい。せっかく来てくれた人には何かを感じて帰ってほしいんですよね。実際に写真を見てくれたお客さんで泣いてくれる人がいて、すごく嬉しくて私も泣いちゃうんですけど(笑)写真を目の前にすることで伝わるものがあるんですよね。

だからこうやってMaskiiさんみたいにカタチにできるサービスには共感もしますし、本当に素敵だと思います。

ありがとうございます!これからやりたい仕事ってありますか?

10年間続けたこのカレンダーの展示会はもう絶対にやるのでそれがひとつです。

あとはライブ写真とは関係がないんですが、いままで一人でずっとやってきたので誰かと作品をつくりたいという気持ちがあります。ヘアメイクさんとかモデルさんとか表現をしている人と一緒に何かやりたいなとぼんやり思っています。

楽しみですね。ぜひ展示会でもMaskiiを使ってください!

はい、よろしくお願いします!

本日はありがとうございました!